サイコーの先の景色が見たい


おばあちゃんが言っていた。流行りには乗ったほうがいい、ってな。(天道〇司)

 

という訳で今巷で話題の(?)『ドリフェス!と私』を自分も書いてみたいと思い立ったのはいいけど筆がなかなか進まないのです。というのも私が熱狂的にハマるまでそこまで時間が経っていないので。
自分語りは得意ではないので読みにくい文章になるかもしれませんが、できるだけ詳細に語りたいと思います。

 

 

 

【興味】

 

"ドリフェス!"という言葉を知ったのは、今まで特撮のイラストを描いていたある絵師さんがきっかけでした。冒頭でも分かるとおり私は元々特撮クラスタです。

 

最初に入った情報は確か「アイドルがお着替えして歌って踊る」くらいだったと思う。所謂乙女ゲームが苦手な私は「へー、こんなのあるんだー」くらいにしか思わなかった。
この時、まさか自分がハマるとは思ってなかったしこれ以上触れることはないとすら思っていた。

 

2つ目の情報、「仮面ライダーゴーストでシブヤ役だった溝口琢矢さんがアイドルをやってる」。そしてほぼ同時期に、「仮面ライダーディエンドだった戸谷公人さんもアイドルやってる」。

 

特撮生まれ特撮育ち、根っこから特オタだった私からすればこれは衝撃的なニュースだった。ア、アイドルってどういうこと……??
そしてこの2人が噂の"ドリフェス!"に関わっていることを知る。私は無性に"ドリフェス!"という語呂の良いパワーワードを呟いて見たかった。

 

このコンテンツに興味を持ち始めたきっかけは間違いなくこの2人でした。

 

 

 

【アニメとアプリ】

 

特撮のTLから流れる数少ないドリフェス!の情報。「ドリフェス!のアニメやるから見て!!」これが2016年秋頃の出来事。

 

リアルタイムで見られるほど夜型じゃないし家族が使うテレビに録画できる勇気はなかったし、でもどうしても気になってしょうがなかったので動画配信アプリを使って見始めることにした。


はっきり言って衝撃的な1話でした。

ストレートに言えば声の演技が下手だと思った。特に赤と黄色。字幕がないと聞き取れないほどではなかったけど滑舌危ないし棒読み気味だし、慣れてない感があった。


しかし衝撃的だと思ったのは他にもあった。

 

 

 

 

 

突然拉致されてアイドル始める主人公ってなにそれ

 

 

 

 

 

私はアイドルアニメをまともに修得してない(きらレボちょっと見たことあるくらい)ので失礼なことを言っていたら申し訳ないです。他もこんな感じなんですか。アイドルって唐突に始まるモンなんですか。


とにかく私はこの内容に惹かれて視聴継続を決めました。5人になるのは知ってたのでとりあえず5人揃うまでは見ようと誓いました。


ちなみに興味のきっかけとなった溝口琢矢さんの演技に関しては当時何も思いませんでしたが、仮面ライダーゴーストの時と雰囲気がかなり違ったので一瞬間違った情報なのではと思いました。


3話ラストで戸谷公人さんが一瞬出た時は「喋ったァ!!!」と少し興奮した記憶がありますw そして7話で満を持しての登場。KUROFUNEのプリンスキャラとしてステージの上に立つとは予想できませんでした。


DearDreamができる前にKUROFUNEというインパクトの強いアイドルが誕生し驚かされたことは今でもハッキリと覚えています。


TRAFFIC SIGNALが結成された時から私は少しずつ佐々木純哉というアイドルに惹かれていきました。アイドル一本で真っ直ぐで努力の天才。最初こそないと思っていたけれど、何よりも彼の中身にどんどん落ちていったのです。


決め手は8話と10話。ここで私は純哉くんを推しとして応援することを決めました。そしてDearDreamについて行くと決めました。


当初決めていた『5人になるまで見る』という目標は達成したので、ここから切ることも出来たはずなんです。でもそんなことはできませんでした。滑舌とか演技とかそういうの関係なしに単純にドリフェス!にハマっていったのです。


ドリフェス!にハマったと確信して始めたことがアプリです。過去のツイートを遡ってみるとどうやら2016年12月1日に始めたようです。


音ゲークソヘタ芸人なので少し躊躇ったのですが、出来なくても最後までやらせて貰えるのがとてもありがたくて、何度も練習してNEW STAR EVOLUTIONで初めてのフルコンボをとったのはいい思い出です。


しかしアニメ1期が終わった時から徐々に私のドリフェス!への熱が冷めていきます。

特撮界隈のほうで楽しいことが続いたからです。ウルトラマンオーブのガイさんとツーショット写真を撮ったり感謝祭で武道館に行ったり映画に行ったりして…… 

Real Dreamが発売されるころには惰性でドリフェス!をやっていたと思います。

 

 

 

 

【2018/02/11 ユメノコドウ愛知】

 

アニメ2期はドリフェス!好きだということかもう分かっていたので少し勇気を出してテレビで録画することにしました。

 

Rが放送してる頃、私の環境は大きく変わっていきました。

 

自分の学力と周りの学力との大きな差にコンプレックスを感じて高校に行けなくなってしまったのです。私は不登校になりました。


周りはいつも優しくしてくれるけどその優しさに罪悪感があってどうしても学校に戻ることができず、11月頃に転校をすることになりました。

 

通信制の高校に転校するにあたって私はバイトを始めましたが、学力コンプレックスがまた別のコンプレックスに形を変えてバイトを続けることが苦になり、結局数ヶ月で辞めてしまいました。

 

自分にとって辛いことが続き、好きだったドリフェス!も大好きだった特撮も見られる力が無くなっていき、私は空っぽになっていきました。今思えばこの状態の私は鬱手前まで行ってたと思います。

 

ドリフェス!の熱も冷めきったある日のこと、ドリフェス!公式HPでツアーをやることを知りました。しかも地元の愛知に来る。ぼんやりと行きたいなぁとは思っていました。

 

ですが私は未成年、親の許可が下りないと行くことができません。最初は一宮は遠いという理由で許可を下ろしてくれませんでした。でも粘って粘って何度も話し合って、好きにしていいというところまで持っていきました。

 

学校帰り、私はコンビニによってそのまま一般のチケットを買いました。「もうチケット買っちゃってツアーに行くけどいいよね? 答えは聞いてない!」と親に言い切りました(実話)。

買ってしまったものはしょうがないということで正式に許可が下りました。

 

アニメはちゃんと見てない、アプリはほとんど触ってない。最後に聞いたドリフェス!の曲はReal Dreamで、発売日からまともに聴いていない。

そんな人間が大金を払って遠くのライブに行こうと思うだなんて、今考えてもおかしいと思います。ビックリするほどの行動力。

 

ユメノコドウ愛知の前日。私は今あるドリフェス!のCD全てを聴くことを決意します。

買ってはあったけど聴けてなかった『ユメノコドウ』、『ALL FOR SMILE!』をこの日初めてフルで聴きました。心が震えるほど感動しました。やっぱりドリフェス!好きなんだなぁって再確認しました。

 

 

2018年2月11日。ユメノコドウ愛知当日。いつもの日曜日だったらニチアサをリアルタイムで見るのが日課なんですが、この日はニチアサを諦めて朝早くから電車に乗って一宮へと向かいました。

 

明るい青のジージャン、紺色のパンツ、青色のリュック、スマホケースは『不可思議現象解決します』。パッと見慎様推しみぞたく推しに見えますが純哉くん推しです。黄色のもの用意できなかったんだ、ごめんね。

 

物販の時から心臓バクバクでどうしようかと思いましたが、無事に開場まで持ちました。
ドリカ型ペンライト持って席について見渡すと、思っていたよりもたくさんの人がいて、ドリフェス!が好きな人がこんなにもいることを初めて知らされました。

 

初めて見る本物のDearDreamは想像していたものよりもうんと輝いていて、泣きそうになって倒れそうになりました。

 

 

 

 

これが最高を超えた景色か。

 

 

 

 

憧れだったコールアンドレスポンスもできて、1つの夢が叶いました。最初から最後まで楽しくてずっと笑顔でいられて、空っぽだった私の心をユメノコドウ愛知が満たしてくれました。

 

ユメノコドウ愛知が終わって、私は1週間くらい余韻に浸っていました。だってそれくらいに最高を超えたものだったから。


止まっていたR視聴も再開しました。アプリもツアーイベントをきっかけに復帰しました。iTunesでいくつか曲も買いました。純哉くんのぬいぐるみも手に入れました。

 

ドリフェス!は好きなものから大好きなものへと変わり、私はドリフェス!によって生かされていました。

 

 

 

【これから】

 

2018年3月5日。ファーストライブのBDが予想以上に売れてめざましテレビでも映ったその日の出来事。


ドリフェス!アプリとデータカードダスのサービス終了のお知らせ。
そしてアーカイブの残らない緊急特別番組の告知。

 

頭が真っ白になりました。丁度その時お昼ご飯にお好み焼きを食べていたのですが、最後の一口を残したまま私は固まってしまいました。

 

大きすぎる虚無感。何を言ってるのか分からないし頭が追いついていない。最悪の事態が来てしまったのか……。

 

ジーッとしててもドーにもならない気がしたので、純哉ぬいを抱きしめて、ドリカ型ペンライト持って、持っているドリフェス!の曲全てを聴いていました。

 

涙が溢れそうになったけど、どこまでも明るいDearDreamの曲に泣きたくても泣けない状態で、この感情をどうしたらいいのか全く分かりませんでした。

 

刻一刻と迫る21時へのカウントダウン。本人たちの口から何が飛び出すか予想できませんでした。気晴らしに他のこともしようとしたけどドリフェス!のことが気になってしょうがなかったです。

 

迎えた21時。ドリフェス!のジャケットを着た7人を見て、もう覚悟を決めました。

 

2次元の活動終了と共に3次元の活動も区切りをつける。この言葉を壮馬さんの口から聞いて頭が回るようなめまいに襲われました。

 

でも7人は深刻な顔はしてなくていつも通りの笑顔でとても前向きで、そのおかげで何とか最後まで見ることができました。

 

悲しいことだけでなくCDやツアーBDの発売決定、そして何より武道館でファイナルライブの開催が決定。

 

一番聞きたくなかったニュースと一番聞きたかったニュースが同時に入ってきて、今でもこの大きすぎる感情をどう処理したらいいか分かりません。

 

でも2年以上走り続けた14人にまずは感謝を伝えたい。
生きることに苦しんでた私に、光と色を与えてくれたのは間違いなく彼らなんです。
おかげで毎日楽しく生きています。

 

終わりが無いと思っていたコンテンツに終わりという区切りが見えてきた。そしてそのラストが夢であった武道館でのライブ。

 

夢のためにアツいアイドル活動を続けてきた彼らにふさわしい最後だと私は思います。

 

大好きになってから短い期間ではあったけどドリフェス!に出会えた感謝を伝えるために私は武道館に行くことを決めました。

サイコーの先の景色を私も見たいからです。

 

最後に、私の大好きな曲の1つでもある
『ありがとうの数だけ笑顔の花を咲かせたい』
この言葉に尽きます。

 

 

ありがとうの数だけ私は14人に"応援"を送り続けます。